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性病とは?
性病とは主に淋病やクラミジアから、HIVやヘルペスまで性的な接触による感染症全般を指して使われることが多くありますが、正確には1945年に制定された性病予防法で決められた淋病、梅毒、軟性下疳、鼠径リンパ腫の4つを指します。これらの性病は細菌によるもので、近年は減ってきています。
性感染症とは?
性感染症とは、ヘルペスやクラミジア、カンジダやHIVなどのウイルスやカビ、微生物が性的な接触によって伝染する感染症です。性感染症は前述の性病とは違いはっきりとした症状が出にくく、無自覚なまま他人に感染させてしまったり、感染に気づかずに症状が進行してしまい、不妊などになってしまうこともあります。もし性感染症にかかってしまったらパートナーと一緒に治療を行うことが大切です。
性感染症は本来の性病とは異なりますが、一般的には性病と合わせて性的接触により感染する病気のことをSTD(性感染症)と呼ばれています。
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性病(性感染症)は年々増加傾向で、日本でも600万人以上の感染者がいるといわれており、若者を中心に性の開放化や性の意識の低下などで感染が広がりを見せています。性病を未然に予防するためには正確な知識が必要です。ここでは性病(性感染症)の病名からその病気の予防方法や対処法などをご紹介します。
性病(性感染症)のなかでも、特に自覚症状の出にくいクラミジア、カンジダ、ヘルペスなどは自分がかかっているとは気づかずに他人にうつしてしまう可能性もあります。また、これらの性感染症に感染している場合でも粘膜に傷が付いているとHIVや梅毒など他の性病への感染率が4倍~6倍に高まってしまいます。皮膚というバリアがない粘膜は、傷から容易にウイルスや細菌などの侵入を許してしまいます。症状が軽い場合でも、少しでもそのような症状が出ているときは完治するまで絶対に他の人とのセックスは避けましょう。