胃がん(胃癌)の治療・検査などの対処法
男女関係なく40歳以上の方は、早期発見・早期治療の為にも一年に1回定期的に胃がん検診を受けることが大切です。
胃がんであることが確定されると画像診断や臨床検査が行われ、これによってどの範囲や奥にまで浸潤しているかがわかります。
他にも、他の臓器やリンパ節、各部位に転移していないかを調べます。
ほとんどの胃がんの治療は、完全に切り取る外科的治療の手術が最も有効的です。
これは病巣部分の胃切除と同時に、「リンパ節郭清」と呼ばれる周囲のリンパ節の摘出や、食べ物の通り道をつくる再建術を行います。
【外科療法】 …ガン病巣を手術によって摘出する治療法
様々な方法があるが、ガン病巣の大きさ・部位・進行度などにより切除の方法が変わる。
・幽門側胃切除術
最も多く行われる術式で、胃の中程から下部に出来た癌を一般的に胃の約2/3、4/5程度を切除する手術。
・噴門部胃切除術
比較的に早期の癌で、周囲のリンパ節への転移の可能性が低い場合に行われる手術。 胃の上部約1/3、1/2を切除して、食道の端と残った胃をつなぎ合わせ再建術を行う。
・胃全摘術
癌が胃の広い範囲におよんでいる場合や上部約1/3に限局しているが、癌が胃の表面に出ている時などに行われる手術。 脾臓や膵臓の一部も一緒に切除することも多く、身体にとって負担の大きな手術となります。
・その他の手術(部分切除)
胃カメラと内視鏡を使用して行う治療と、腹部に直接小さな穴を開けそこから腹腔鏡と呼ばれる手術器具を身体の中に入れて行う治療があります。 これらは、周囲のリンパ節転移の可能性が極めて低い場合、また非常に早い時期の癌で、内視鏡的な治療が難しい場合などに行われるものです。
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