みんなの性病体験談

みんなの体験談

背景
男性
私は男性同性愛者、いわゆるゲイです。

10代や20代前半の頃は、どうしても女性を好きになれない自分に悩んだこともありましたが、 現在では素敵なパートナーとも巡り会うことが出来て幸せな日々を送っています。
同じゲイである方と知り合う機会も多いのですが、
そんな仲間内で最近話題に上がっているのがエイズでした。

実は、ある一人の方がエイズになってしまったそうなんです。
まだ初期の段階で発見されたため、現在はエイズを遅らせる治療を行っているそうなんですが、酷い落ち込みようであると聞かされました。

エイズという病気自体があることは知っていましたが、まさか自分の身近なところでエイズに感染した人が現れるとは夢にも思っていませんでした。
少し不安になった私は、念のためにパートナーとエイズ検査を受けることにしたんです。
お互いに大丈夫だろうと言い合っていましたが、
内心は不安で押し潰されそうになっていました。

ただ、検査を受けたことが会社やその周辺の人間にバレてしまわないかが心配だったんですが、全て匿名性であるということで安心しました。
幸い、検査の結果はお互いに陰性だったんですが、
ゲイの間ではエイズが大きな問題となっているそうです。

なんでも、日本国内のエイズ患者の多くは私たちゲイが多いらしい
という話を聞いたことがあります。

何故だかは知りませんが、
通常のセックスよりもアナルセックスの方が感染する確率が高いそうですね。

ただし、エイズは感染してから3ヶ月以内の検査では、
感染していても陰性となってしまうことがあるそうで、
最低でも2回は検査を受けることを勧められました。
そのため、また来月にでも2回目の検査を受けに行くことにしています。

女性

ドクターより一言

まず、エイズに関して少し誤解があるようだから簡単に説明しておくわね。
エイズの正式名称は「後天性免疫不全症候群(Acquired Immuno-Deficiency Syndrome)」になるわ。

つまりエイズ=AIDS略称というわけね。
そして、そのエイズを引き起こす原因が「ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus)」つまりHIVと呼ばれているウイルスなのよ。
このHIVに感染した状態のことを「HIV感染症」と呼んでいるわ。

HIVは体内の免疫細胞に感染して次々に破壊していくんだけれど、決してすぐにエイズを発症するわけではないの。
HIVには5~15年という長い潜伏期間があって、徐々に免疫細胞を破壊していき最終的に免疫不全状態に陥ってしまうわけ。
免疫不全状態に陥ると様々な日和見感染症を引き起こすわけだけど、その状態になって初めて「エイズを発症した」となるのよ。
つまり、彼の知り合いの方は、エイズを発症した状態ではなく、HIV感染症の状態であると言えるわね。

平成22年度の報告によれば、日本国内のHIV感染者は1,075人、エイズ患者は469人であると言われているわ。
そのうち、同性間性的接触による感染は、HIV感染者が744人、エイズ患者が230人という結果になっているの。
もちろん、バイセクシャルである人も含めての数字なんだけれど、男性同性愛者、いわゆるゲイの人の感染が多いことが深刻な問題になっているわ。

その理由としては、彼の言ったとおり、アナルセックスを行うことにあるのよ。
直腸の粘膜は、膣内や口腔内の粘膜に比べて非常に傷つきやすいの。
そのため、アナルセックスによる刺激で直腸内の粘膜が傷ついてしまって、その傷口からHIVが感染してしまうと考えられているのよ。
そのHIVに感染しているかを確認するためにHIV検査が必要になるんだけど、
現在最も多く利用されているのは血液中に含まれるHIV抗体を調べる「HIV抗体検査」だと言われているわ。
HIVに感染すると血液中にHIVに対する抗体が出来るんだけど、その抗体が産生されるまでには約3ヶ月必要だと言われているのよ。

従って、感染から3ヶ月以内に検査を受けると陰性と判断されてしまうわけね。
だからこそ、彼のように一度ではなく、最低でも二度は検査を受ける必要があることを覚えておいて欲しいわ。

自宅で簡単性病チェック

検査キット

あなたに合った検査キットを選んで下さい
女性用検査セット
男性用検査セット
がん検査

気になる病気・性病を探す
病名から探す
症状から探す
性病の症状早見表
みんな知りたい性病について
性病について学ぶ
みんなの性病体験談
性病QandA

お近くのクリニックを探すなら みんなのポータル

キャラクター紹介

各種クレジットカードをご利用いただけます。