成人T細胞白血病は、感染してから発症するまで時間がかかります。
まったく発症せず症状が出ない人も少なくありません。
体の異変に気づいた人は、一刻も早く、保健所や医療機関に相談してください。
なかなか足が向かないという人のために、自宅で検査できるキットも用意されています。
いち早く発見し、治療するためにも利用してみてはいかがでしょう。
成人T細胞白血病ってどんな病気?
国内のキャリアの約3分の1を占める感染症
成人T細胞白血病とは、ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-Ⅰ)の感染により起こりますが、日本のキャリア(持続感染者)約100万人のうち、発症数は年間約700人と言われています。 特に沖縄、鹿児島、宮崎、長崎にキャリアが多く、国内のキャリアの約3分の1を占める、との報告があります。また、感染しても症状が出る人のほとんどが40歳以上で、60~70歳に最も多く出るので、病名に「成人」とつくのです。 また、母子間の母乳を通しての感染、性行為による感染、輸血による感染がみられています。精子中のHTLV-Ⅰが原因となって感染しますが、性行為による感染は、ほとんど症状は出ません。 輸血感染は献血時のチェック検査により、現在ではなくなったと考えられます。 fashion.miss-no1.com