肺がん（肺癌）とは？【性病のことならみんなのクリニック】

肺がんってどんな病気？

肺がんは死亡者数が一番多い種類の癌

一般的に肺にできるガン、腫瘍をすべて肺癌と呼びます。

肺ガンにかかる患者の数は年々増加傾向に見られ、他の臓器にも転移しやすい治療が困難なガンです。しかし、現在では早期発見、早期治療により根治も可能になってきています。
肺がんについては、細胞の形態で小細胞肺がんとそれ以外の非小細胞肺がん（腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん）に分類されます。

■小細胞がん
小細胞がんは肺癌全体の中で見ると少ない種類の癌です。
進行が早く、全体の20％とも呼ばれています。喫煙との関連があり、男性に多い癌です。
また、他の臓器に転移しやすいため、発見時には既に進行している事が多いと言われています。
放射線療法、化学療法が比較的効果は見られるものの、再発することも多いです。

■非小細胞がん
早期に発見する事で予後は良好になるものですが、化学療法や放射線は効果があまり見られない。

【腺がん】
肺の周辺部（肺野部）に多く見られ、肺がん全体の50～60%。女性の肺がんの70％が腺がんです。
よく健康診断でなどで発見される肺癌の種類で一番多い型がこれです。

【扁平上皮がん】
気管支の扁平上皮から発生する癌で、主に喫煙が原因となる肺がん全体の25～30%の癌。
男性に多く、肺の中央部（肺門部）や肺野部と言った、肺の根元にできやすい癌です。

【大細胞がん】
扁平上皮がんにも腺がんにも分類されない癌の事です。
名前の通り、細胞が大きな癌で比較的発生率が低いものの、進行が比較的早い悪性の癌です。

【転移性肺がん】
体の他の個所から肺へとガンが転移した癌を、転移性肺がんといいます。
転移性肺がんは基本的に肺がんの総称の中には分類されないものとされています。

以下の項目に当てはまるほど肺がんのリスクが高まる可能性があります。

・自分は男性だ
・４０歳以上である
・男性だが女性化乳房がみられる
・両親またはどちらかが肺ガン
・肺ガンの検診を受けたことがない
・胸部ヘリカルＣＴ検査を受けたことがある
・喫煙歴が15年間以上で、１日20本以上吸っている
・痩せてきた
・喫煙開始年齢が15歳以下
・夫（妻）がヘビースモーカーで家でもよく吸う
・痰に血が混じっていたことがある
・咳や痰が長く続く
・声が枯れる
・息苦しい、または呼吸困難のような状態になる
・原因不明の微熱
・胸がチクチクと痛い
・ストレスに弱い方だ
・上腕に頑固な神経痛がある
・家の前の道路がコールタールである
・排気ガスの多い道路の近くに住んでいる
・住んでいる近くに工場の煙突がある
・石綿やコールタールを扱う仕事をしている、もしくはしていた
・光化学スモッグが発生する場所に住んでいる、もしくは住んでいた
・間質性肺炎（肺線維症）・塵肺・COPDにかかった、あるいはアスベストと接触したことがある

肺がんに関連のある病気
【マイコプラズマ肺炎】
マイコプラズマという細菌よって引き起こされる病気です。
一般的に若い世代（10代～30代程度）に良く見られ、症状は風邪と似ており、重症化する事は稀な為、見落されがちです。

しかしながら、マイコプラズマは、抗生物質が効かないという特性があり、珍しいケースでありますが、髄膜炎などの重い症状に発展する為、非常に危険です。
症状の特長しては、乾いた咳が続き、38度を超える高熱が発生します。特に咳は長期間、激しく続くため、胸や背中の痛みなども発生します。