A型肝炎の症状
他の急性ウイルス性肝炎と比べて、症状が強いのが特徴
感染すると男女とも同じような症状がみられ、発熱、全身倦怠(だるさ)、吐気、嘔吐、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)など以上の症状が1~2週間続きます。
症状が出るまで1ヵ月程度かかりますが、症状がない時でも、便にウイルスが出ている可能性があるので、注意が必要です。他の急性ウイルス性肝炎と比べて、症状が強いのが特徴で、肝臓疾患の目安となる、ASTやALTなどの数値が異常に高くなります。
一般的には、約2~3ヶ月で自然に治り、慢性化することはありませんが、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまうこと)することがあり、死に至る場合があります。