疥癬の症状
ミミズ腫れに近い発疹が特徴!
主な症状は男女とも同じような症状が出ます。感染部位として、指の間、性器、内股、わきの下、へその周囲など首から下の全身に見られます。
激しいかゆみのある米粒の半分くらいの赤いブツブツや、もう少し大きなしこりがみられたり、ミミズ腫れのような盛り上がった発疹が特徴です。
この発疹は疥癬トンネルと言い、5~10mmのS字状に曲がったミミズ腫れに近い発疹です。 内部には卵と糞があり、トンネルの先端にメスのヒゼンダニが潜んでいます。
疥癬の感染源となるヒゼンダニ(疥癬虫)は、メスは交尾後、人の皮膚の角質層にトンネルを掘り進み、10~25個の卵を産み付けます。 卵は3~7日で幼虫となり、皮膚の上に出て2~3日で成虫になります。
幼虫やオスは皮膚表面をうろついたりし、メスのように決まった生活場所はありません。生存期間は、オスが約4週間、メスが約12週間だといわれています。