成人T細胞白血病に感染する原因は?
母子感染と精子中のHTLV-Ⅰが原因…
幼少時に母乳を通して、母親から感染した場合のみ症状が出る母子感染による感染は、症状が出るまで30~70年で可能性は5%ほどと言われます。現在では、妊婦検診を受けていれば、母子感染を防ぐことが可能になりました。
性行為による感染は精子中のHTLV-Ⅰが原因となり感染するものの、ほとんど症状はないと言われていますが、夫婦間の感染では、男性がキャリアで女性がそうでない場合、結婚後約2年で20%程度の女性に感染するとの報告があります。
輸血による感染は現在、献血時の検査の実施により、輸血での感染はなくなったと考えられます。