C型肝炎の症状
初感染例のうち約62~77%が慢性化
潜伏期間は個人差があり、感染直後から2週間~3ヶ月程で、男女ともに同じような症状が出ます。(C型肝炎ウイルスの抗体ができるまでの期間は1~3ヵ月とされています。)
主な症状は全身倦怠(だるさ)、食欲がない、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)などで、自覚症状の出る人は20~30%と言われますが、一般的に、A型肝炎やB型肝炎に比べて症状は軽く、自覚症状の現れない人も多くいます。
治療を行い、慢性化や劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまうこと)しなければ、治ります。しかし、C型肝炎の特徴は慢性化することで、初感染例のうち約62~77%が慢性化すると考えられています。