子宮がんの原因は？
子宮癌には2種類のガンがある！
子宮頸がんはヒト・パピローマウイルス(HPV)というウィルスが性交渉によって感染するのが原因です。
性交渉をした事のある人誰もが、HPVに感染する可能性があり、ウイルスに維持感染することで子宮頸ガンを発症します。
子宮がんとは実は子宮頸がんと子宮体がんに分類されていて、症状も治療も全く違います。 しかし、このことはあまり知られておらず、すべて子宮癌でまとめられているケースがあるのが現状です。
一般的に、子宮頸がんの原因はセックスによるウイルス感染で、子宮体がんの原因はホルモンバランスと言われています。
子宮頸ガンの場合は感染箇所が膣から子宮をつなぐ入り口の部分で、わかりやすく言うとセックスのときにペニスを受け入れる奥の部分です。 この子宮頸部にウィルスが感染する事が原因で感染すると言われています。 感染箇所が検査がしやすいため、早期の治療が見込める部位でもあるのが得特徴的です。
逆に子宮体部のがんは子宮の奥の方のことで、閉経後のホルモンバランスの影響で発がんすると言われています。 また、体部の子宮がんは遺伝的要素がある場合にはリスクが高いとされています。
ふたつの子宮がんの原因はまったく違ったものであると考えられています。当然ながら、治療法も異なるために同じ名前で呼ばれていることが問題となっているのです。 子宮がんには、地方自治体などで行われる集団検診がありますが、子宮がんの検査を受けた場合でも、実際には子宮頸がんの検査だけを行っている場合もあるので、注意して確認してください。
【子宮頸がん】
細胞診とコルポスコープ検査が中心。
細胞診とは、綿棒やブラシなどで子宮頸部をこすり、細胞を採取して顕微鏡でみる検査。
がん細胞は、正常細胞とは異なる形をしているので、ほぼ正確に癌の危険性をみることができます。
痛みがなく短時間で検査が行えることが大きいメリットで、集団検診でも行われています。
コルポスコープ検査は細胞診で疑わしい兆候があった場合に行われる検査です。 コルポスコープという拡大鏡のような機器を使用して、疑わしい部分を詳細に観察します。そして、異常があればその部分の組織を採取し、検査をします。
【子宮体がん】
体がんは子宮の奥にできるので、頸がんの検査での発見は不可。
内膜細胞診と呼ばれる細いチューブを腟から子宮の中に入れて子宮内膜の細胞を吸引採取したり、挿入したブラシでかきとった細胞を調べる検査で、人によっては多少痛みを感じます。 この検査で疑わしい兆候があった場合、あるいは体がんの疑いがある場合は最初から組織診が行われることもあります。
腫瘍が良性腫瘍の場合は、癌ではなく、これらは切除もでき、ほとんどのケースでは再発しません。 最も重要なことは、良性の腫瘍は、身体の他の部分に転移しないことです。
逆に悪性腫瘍は、癌です。癌細胞は、腫瘍の周辺の組織や器官に浸潤する他、悪性腫瘍から広がり、リンパ系組織や血液に入り込むのです。 こうしてもともと子宮頸部にあった癌は、リンパ節や直腸、膀胱、脊髄、肺などへ転移してしまうのです。
子宮頸がんと子宮体がんには大きな違いがあるのね。
今まで子宮ガンしか知らなかったわ…。
